読書漂流

面白かった本、役に立った本の読書記録・紹介です。

「宇宙の歴史と宇宙観測」秋本祐希 技術評論社 2019

本書は、 第1部で138億年の宇宙の歴史について、第2部で宇宙を観測する施設について解説した本である。

カラフルなイラストと4コママンガを駆使して説明してくれているので、素人が読んでも、宇宙がどのように進化してきたのか、イメージしやすい内容となっている。

宇宙の歴史とは切っても切れない素粒子に関する説明も入っていて、宇宙物理学に対する興味がそそられる。

 

 宇宙のはじまり(0秒)

プランク時代(0秒~10のマイナス43乗秒)
大統一時代(10のマイナス43乗秒~10のマイナス36乗秒)
インフレーション時代(10のマイナス36乗秒~10のマイナス34乗秒)
電弱時代(10のマイナス34乗秒~10のマイナス12乗秒)
クォークの時代(10のマイナス12乗秒~10のマイナス6乗秒)
ハドロンの時代(10のマイナス6乗秒~1秒)
レプトンの時代(1秒~3分)
原子核の合成(3分~20分)
宇宙の晴れ上がり(38万年)
暗黒の時代(38万年~数億年)
恒星の誕生(数億年)
宇宙の再電離(数億年)
銀河の誕生(数億年)
原始惑星系円盤と地球(~138億年)

宇宙の時間の流れ方は、なかなか想像が及ばないものである。

 

「カール教授のビジネス集中講義 経営戦略」平野敦士カール 朝日新聞出版 2015

 企業活動に携わっている人であるならば、誰であれ、経営戦略論の基本は押さえておいて損はないと思う。

 本書は、経営戦略策定の流れや、経営戦略論の歴史、基本的なフレームワークなどを、図解を多用しつつ、分かりやすく説明している。経営戦略論の入門書はたくさんあるが、本書はビジュアル的に読みやすく、お勧めである。

 

(目次)

第1章 経営戦略とは何か

第2章 戦略的思考とは何か

第3章 外部環境と内部環境の把握と分析

第4章 全社戦略・成長戦略策定

第5章 事業戦略

第6章 機能別戦略

第7章 戦略実行

 

「自分を知るための哲学入門」竹田青嗣 ちくま学芸文庫 1993

 哲学とは何か。自分と世界との関係性はどのようなものか。世の中の仕組みを説明してくれる考え方が存在するのか。このような疑問を抱いていた時期(20歳頃)に読んだ本である。

 第Ⅰ部では、著者自身がどのように哲学の世界にアプローチしていったのか。そして、その過程で出会ったフッサール現象学が、自分の生にとってどのような意味を持ち、何を教えたのかについて述べられている。

 第Ⅱ部では、代表的な哲学者の考え方が紹介されている。

 ・初期ギリシャ哲学者、デモクリトスソクラテスプラトンアリストテレス

 ・デカルトスピノザ、カント、ヘーゲル

 ・フッサールキルケゴールニーチェハイデガー

 ・フーコードゥルーズなどの現代思想

 哲学の世界というものを平易な言葉でわかりやすく紹介してくれている本である。

哲学に興味があるが、難しそうで、どこから入っていいのかわからない、といった人にお勧めしたい。